最近流行の美容効果が高い高機能シャワーヘッドや節水性能に優れた最新モデルへの交換を検討している方は多いはずですが、この魅力的なDIYを成功させるための最大の難関はヘッドの付け替え作業そのものではなく、作業前に確実に行うべき止水栓の閉鎖作業に潜んでいます。シャワーレバーを閉じていれば水は出ないと思われがちですが、古い水栓やサーモスタットの調子が悪い場合、ヘッドを外した瞬間に残留した圧力が一気に解放されて顔に水がかかったり、作業中にレバーに体が触れて浴室中が水浸しになったりするトラブルが後を絶たないため、まずは水栓の脚部にある止水栓を閉めて完全に水の供給を絶つことが安全な作業の鉄則となります。この止水栓がどこにあるかというと、壁から伸びるクランク管の平らなネジ溝を探すのが最も近道ですが、もしここにネジがない場合は、水栓本体の底面や背面に隠しネジがないか指先で探ってみる必要があり、鏡を使わなければ見えないような死角に配置されていることも多いため、手鏡やスマートフォンのインカメラを駆使して死角を無くすことが場所特定への鍵となります。また、シャワーヘッドを交換した後に再び止水栓を開ける際には、ただ適当に回せば良いというわけではなく、元の水圧を再現するために「何回転させて閉めたか」を正確に記憶しておく必要があり、これを怠ると新しいヘッドに変えたのに水の勢いが以前より弱くなったと感じたり、逆に強すぎて肌に刺激が強すぎたりといった不満が生じる原因になります。特に、低水圧用ではないシャワーヘッドを導入した場合、止水栓の開き具合一つで快適さが劇的に変わるため、止水栓は単に水を止めるためのものではなく、自分好みの浴び心地を作るための微調整ダイヤルであるという認識を持つことが大切です。もし浴室内にどうしても止水栓が見当たらないというのであれば、それは屋外の水道メーターの横にある元栓を操作する合図ですが、集合住宅の場合は他の住戸と間違えないよう慎重に確認しなければならず、こうした手間を省くためにも、浴室内のどこかに必ずあるはずの隠れたバルブを探し出す努力は惜しむべきではありません。止水栓の場所を知ることは、単なるトラブル対応のためだけでなく、新しい設備を導入して生活の質を向上させるための基本的なスキルであり、これをマスターすることで、業者を呼ばずに自分の手で理想のバスタイムを作り上げる喜びを享受できるようになるのです。
シャワーヘッドを自分で交換する前に絶対に確認しておくべき止水栓の位置と役割